メモ帳の綴じ方考察
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弊社で提供するメモ帳の製本形態は
片くるみ製本です。
その詳細については
「マルトのメモ帳はハンドメイド製本です」
http://memomarto.seesaa.net/article/464126985.html
をご参照ください。
さて、今回はメモの綴じ方について考えてみようと思います。
片くるみ製本やくるみ製本は「無線綴じ製本」とも呼ばれています。
どうして無線綴じなんて名称なのかといえば、
文字通り線を使用しないからです。
線とは糸や針金の事を言います。
弊社の片くるみ製本は本文と表紙を合成糊で貼り付ける至ってシンプルな製本形式です。
そのため本文一枚一枚の切り離しが容易なのです。
ですが切り離しを前提とした設計思想のため、取られたメモは一枚の紙ペラとなり、儚く消えていく運命にあります。
一方、ガッチリと線を使用して製本する形態ですとどうでしょうか。
まずは平綴じ製本。
平綴じ製本についてはhttp://memomarto.seesaa.net/article/464005486.html
で言及しましたので、その仕組みについては説明しません。
ミシン目で切り取ることで人の手から人の手へ渡るので、手元に残しておきたいメモと、伝えたいメモの使い分けが可能です。
非常に機能的です。
ですがこの平綴じ製本、手元に残しておきたいメモが増えると致…