メモ帳を売るんじゃない。メモのとり方を売れ!

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こういう言い回しよくあります。

メモのとり方、即ちメモのノウハウを売ることで自社の強みをユーザーに提供することで
他社との差別化を図り、競争優位性をもたせて結果的にメモ帳を売るんだ!

『デキるリーマンはメモのとり方が違う』 月刊デキリ

的な。

メモのとり方を基礎から学んで実践することで、人より一歩抜き出た結果を得られるだろうという
なんの根拠もない願望が消費を促す。
いわゆる物語を売るという手法ですね。

この手法において大事なのは物語です。
製品やサービスそのものではありません。

物語のひとつのプロットとして製品やサービスを介在させて、物語と抱き合わせて販売するのです。

メモ帳をこの流れに沿って売るとすれば…。

人より結果を出すデキリ(デキるリーマン)は人より考え、動き、働くことを求められる。
全てにおいて他者を凌駕するこだわりとストイックさが求められる。
その仕事に掛ける情熱は内面にとどまらず、必ずそれは外面に現れる。
つまり身だしなみはもとより、ビジネスツールひとつとっても覚悟すら感じる選択があるものだと大げさすぎる情景描写。

そこからのこだわりアイテムで武装したデキリの左手には常にメモ帳が…的な。

ビジネスの現場で最も重要なのはプライオリティのつけかた。
彼は常にインプットしたインフォメーションをメモ帳という外部記憶装置にアウトプットし、それをリスト化する。
ユーザーニーズを汲み取ってアジャイルなレスポンスを実現するためだ…。

彼が手にするこのメモ帳。
物事をリスト化することに徹底的にこだわった使用だ。

開発元の△△株式会社の技術者はこう言う。

「ペンの滑りに徹底的にこだわりました。弊社としては一流のビジネスマンにこの製品を使用してほしいので、一流の万年筆の滑りを徹底研究。3年の歳月を経て、この結論に至ったわけです。」

1冊5,000円という一般の市場価格では考えられないメモ帳だが、
この5,000円のメモ帳の1枚の紙から億単位の商談がまとめられている事実。

常人では考えられないほどのビジネスへのこだわりが、大きな商談をまとめる。
デキリは見えない努力を惜しまない。



なんてね。


読み手に気持ちがいいことしか書いてないので、ついつい展開されるイメージに乗っかってしまう。
そして5,000円くらいなら自分お腹が痛むだけと購入。
結果、そのデキリがやっているというリスト化自体が性に合わなくて、高級メモ帳はお蔵入り。
こんなことが繰り返されていました。

ですが誰もが簡単にネットを利用できる現在において
そんなリスクは減ってきています。
誰でも他人に意見やレビューを購入前に仕入れることができるようになったのです。
商品購入の検討余地が拡大したわけですね。

人間時間を置くと冷静になります。
この手の物語は時間の経過と多方面からのレビューによって打ち砕かれる傾向にあります。

物語は製品やサービスの主ではありません。
あくまでも副産物です。

物語に装飾されればされるほど、その製品やサービスが胡散臭くすら見えてしまう。
正直な世の中になったものです。

マルト株式会社では愚直なまでに1種類のメモ帳の提供にこだわって行きます。

50枚綴りの片くるみ製本。
用紙は表紙がコート菊93.5k 本文が上質A35k。
印刷も表紙が片面4色カラー。本文は1色。

なんの装飾もしません。
大事なのはあなた自身の目利き力です。

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【マルト株式会社のオリジナルメモ帳製作専用サイト】
http://www.memomarto.com
合わせてご覧ください

お問い合わせは上記ウェブサイトから受け付けています。



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