もしも展示会でオリジナルメモ帳を配ったらという勝手な事例研究

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ビジネスチャンスの場、展示会。
いかに印象に残る存在になるか、それが展示者にとって最も大事なポイントでしょう。

世の中色んな人がいます。

プレゼンが大好きで上手な人。
グイグイ押しの強い人。
センスが光る展示ができる人。
自社の独自の強みを全面に出せる人。

こんな人は展示会では水を得た魚のように活躍することでしょう。

そしてそんな人材を要する企業は、販促品にも敏感です。
いわゆる流行りといったものを抑えたナイスノベルティなんかを資金力にモノを言わせてガンガン配ります。

今回はそんなイケイケな陣営をを「ぐぬぬ…」と歯噛みして見つめる陣営が、
オリジナルメモ帳を配ったらという勝手な事例研究です。

あなたのブースの人の入りはまあまあです。

「なるほどー」と来場者はひととおり関心を示してくれます。
ですが、滞留時間は少ない。

これではなかなか具体的な商談まではこぎつけません。

一方、イケイケ陣営では先程から「おおー」とどよめきが起きたり、
笑いが起きたりしています。

視線をそらすとなにやらセクシー系を彷彿させる女性スタッフが、
おじさま相手に詰めの営業をしているではありませんか。

「ぐぬぬ…。」

ここであなたは思い出しました。
会社の老子と言われる上司が、

「今回の展示会ではひたすらメモ帳を渡せ。」
「ひとりに最低2冊渡せ。」

と言っていたことを。

とにかく営業トークはとりあえず後回し、
あなたは手当たり次第メモ帳を来場する人に渡します。

メモ帳はあっても困らない。
そういった理由でしょうか。みんな受け取ってくれます。

結局展示会の商談では思った成果は上がりませんでした。

それから2ヶ月後、

「もっと詳しく話せませんか?」

という電話が掛かってきました。

話を聞くとどうやら展示会で名刺交換をしていない会社の方のようです。

「どうして弊社を?」
「取引先からもらったんですよ。メモを。そしたらそこに御社のセールスコピーが書かれてて。」

彼が手にするメモ帳には

「どんな問題にも必ず答えを出します。絶対セールスしません。まずは相談ください。お茶でも飲みながら気軽に話しましょう。」

と書かれていました。

「じゃあお茶でも飲んで気楽に行きましょうか。」


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