片くるみ製本以外のベスト製本は…
片くるみ製本だと…
・表紙を裏側にくるりと回されて表紙に印刷した内容が手にした人に伝わらない。
・糊付けが弱いので、すぐに表紙を剥がされて本体だけで使用されるのはいやだ。
こういった声を聞きます。
さすがですね。
メモ帳を作って配るだけでなく、相手に渡った後のことまでちゃんとイメージできています。
先の先まで見通した深謀遠慮。
現代の諸葛孔明とでもいいましょうか。いや黒田如水でしょうか。
そんなあなたにこっそりとお教えしましょう。
片くるみ製本にはないメモ帳にうってつけの製本があることを…。
「はじめから申せ!」
と殿からお叱りを受けそうですが、ここはぐっとこらえてください。
我々、コスト面と機能面、そして印刷の鮮明性を重要視した結果
50枚綴りの片くるみ製本。
用紙は表紙がコート菊93.5k 本文が上質A35k。
印刷も表紙が片面4色カラー。本文は1色。
という仕様に行き着いたのです。
「相わかった。で、その方の申す製本とはなんじゃ。」
はっ。
平綴じ製本です。
平綴じ製本とは、例えば50枚の本文をボール紙の台紙と表紙となる用紙で挟んで、ホチキスで綴る製本です。
「ホチキス?そんなもんで本文を挟んではメモ用紙を切り離せんだろう!」
殿はお怒りです。
このままでは無礼であるとして打首になるかもしれません。
四条河原にあなたの胴体から離れた首がされされることになります。
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