メモ帳の用紙研究 表紙編3
メモ帳の表紙。
グロス系かマット系かなどと考えてきました。
今回はその用紙の厚さについて考えてみましょう。
この厚さの表現が独特で、この段階でアレルギー反応を示してしまう人もいます。
何を隠そう私がそうでした。
なので【重量が重い=厚い】ということだけ頭に入れておけば問題はないかと思います。
ですが、あなたが一般ユーザーではなくデザインや制作を手がける立場でしたら、
基本的な知識としてこれは抑えておいてください。
用紙の厚さは「〇〇マイクロメートル」といった具合で表現されません。
「〇〇kg」と表現されます。
どうしてkg?
メモ帳用紙研究 表紙編1でご紹介した「コート135k」という用紙を例に説明しましょう。
用紙は原紙を1,000枚積み重ねた重さで、その厚さを表現します。
つまり「コート135k」はその原紙を1,000枚積み重ねると135kgになるということですね。
ちなみにこの1,000枚の単位を「連」と言い、重さを示す135kgは「連量」と言われます。
で、どうしてマルトはこの連量135kgのものに表紙を選んだのでしょうか。
そのあたりを考えてみましょう。
まず135kgの前後にはどういった厚さのものがあるのでしょうか。
コート紙の厚さは下記のとおりです。
・63kg
・68kg
・73kg
・90kg
・110kg
・135kg
・160kg
・180kg
ずいぶんと多くの厚さが…